お客様は神様

飲食店員をしています。某チェーン系カフェ。

 

毎日すごく忙しくて、たくさんのお客さんが来るのでその中には色んな人がいます。

理不尽な要求をして通らないと叫ぶ喚く、なんてのは特段珍しい光景ではありません。

セルフサービスなのに商品を席まで運ばないとか帰りに食器を下げ台まで持って来ないなんていちいち気にしてたらキリが無いです。

 

が、そんな中で一際困るのが車椅子のお客さん。

うん分かるよ、自分で運べないから席まで持って来いと。車椅子のまま利用するから椅子をどけろと。

途中で水が飲みたければ持って来い、追加の注文は聞きに来い、もちろん後片付けはやっとけと。うんまあ仕方ない。

 

でもね、セルフのチェーン店ってのは人件費をギリギリまで削ってるから商品をその値段で提供出来てるんだ。

あなたの注文を席まで運ぶ間、後のお客さんのオーダーは遅れちゃうんだ。

並んでるお客さんの全てが理解ある人ばかりじゃない。待たされた怒りは当然に店側に向かうんだ。

 

そりゃね、車椅子に乗っててもたまにお茶したい時はあるさ。

こっちだって不便なお客さんを精一杯サポートしなきゃって気持ちくらい当然に持ち合わせてるんだ。

でもよりによって昼時の一番忙しい時間帯や、開店直後閉店間際のほとんど人がいない時に同じサービスを求められても分かりそうなもんだろボケ、って思っちゃうんだ。

 

言いたくないけどすぐ近くに追加100数十円出せばフルサービスを受けられる同業他社があるんだからソッチ行けば良いのにと思う。

その僅かな差額をケチってるくせに標準のサービス以外を求める、求めるのは当然よだってコッチは身体が不自由なんだから!って理屈はおかしい。

 

言いたくは無いけど言う。車椅子の客は来んな。

来ても忙しい時間とか人の少ない時間に来んな。空気嫁

 

カタワのカリスマなあの人が過去に騒いで店一軒潰したけど、あれが全てを象徴してると思う。

社会的弱者である事を盾にして労働カースト最底層に喘ぐ飲食従業員を苦しめてる理不尽さに気付く事は、地に足の着いてないあの人達には恐らく無いんだろうな。